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飲み会にいたら厄介なタイプ(幸せの重心86話)

このnoteでは「幸せとは喜怒哀楽の調和である」というコンセプトで連載をしているマンガ「幸せの重心」が読めます。あとマンガの内容に関係があるような、ないような文章をマンガのお供として書いてます。日々感じていることをなるべくそのまま吐き出すようにしています。

分かち合いたい

美味しいもの食べた時とか、おもしろい動画を見つけた時とか、感動した時は人に共有したくなる。

食べ物の写真なんかも食べる前に写真を撮っておく。美味しかったときに共有できるように。もっと言うと、「美味しい!」とかのポジティブな感情に限らず「ムカつく!」とかのネガティブな感情も人と共有したくなる。とにかく“感情を人と分かち合いたい“というのは人の根源的な欲求な気がする。

前回の幸せの重心では獅子村さんがラーメンを食べるだけの回を描いた。
ラーメンの絵を描いたのだけど、とにかく美味しそうに見えてほしいという一心で描いた。疲れた時に食べるラーメンって最高だよな…という感情を分かち合いたかったのだ。いつもより反応が良くて、Twitterで引用リツイートで共感してくれる人が出てきたり、いいねが付いて嬉しかった。

ふと思ったのだけど、マンガを描きたいという欲求は美味しかった食べ物を写真に撮って友達に共有することとかなり近いのかもしれない。そう考えると漫画家は欲深いな。友達や家族や恋人なんかに共有するだけでは飽き足らず、何百人何千人からの共感を得ようとしているわけだから。さらに普通は聞いてもらえないような話だったり、言葉では共有できないような“あの感じ“まで共有しようとするのだ。飲み会とかにいたら自分の話をひたすらしてくる厄介なタイプだ。

そんな厄介な話を人に聞いてもらうのだから、せめておもしろく描かないといけないな。…というかそもそも知らない人が昨日食べた美味しいハンバーグの話なんて、相当おもしろく話してくれないと誰も聞いてくれないよな。

今週の幸せの重心

不意に寂しさを感じる獅子村は夜勤の現場に戻るが…

読んでくれてありがとうございます。

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過去の幸せの重心について
この物語のスタート地点はこちら→0話
前回のお話はこちら→85話「塩ラーメンと」
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毎週1本、できれば2本記事(目標)を公開していこうと思います。記事の内容は色々と変わっていくと思いますが、日々マンガを描いてい感じる率直なことをなるべくそのまま吐き出すようにしています。作品はもちろん、作品の外側(創作の過程など)を公開して、マンガをより深く楽しんでいただける場にしていければと思っています。

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