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「ノッティングヒルの恋人」が大好きだ。 ヒューグラント演じる冴えない本屋の店員ウィリアムとジュリアロバーツ演じるハリウッド女優アナという、住む世界が全く違う2人の恋を描いたコテコテのラブコメ映画だ。だが若い時は「ノッティングヒルの恋人が好き」というのが自分の中で恥ずかしくて好きな映画を聞かれた時には「メメント」とか「ショーシャンクの空に」と答えていた。両方好きなのは本当なのだが。 一度職場の飲み会で自己紹介のついでに好きな映画を一本発表するという流れがあった。 その時、満
最近AirPodsProを買った。最高の使い心地だ。ノイズキャンセリングはカフェで仕事をする時に大活躍だしBluetooth接続は、装着時のハイテクな音を聴くたびに時代の最先端にいるような気分になれる。 1年前にこんな漫画を描いていた。 つまり僕は3年ごしの想いを乗せてAirPodsProの新しいやつ(第二世代)を購入したのだ。(第二世代は去年には出ていたのだけどちょっとやっぱり高いな〜と尻込みしていた。) 素直に3年前に買えばよかった。 正直ここ最近も金欠だったのでこ
楽をする人は太りやすいらしい。どこで聞いた話か覚えてないけど、そうらしい。エスカレーターとかエレベーターを見つけるのが得意な人は階段を使う回数が少なくなる、みたいな。 日々の小さな積み重ねで消費カロリーに差が出てくるのだろう。楽をするとそのツケが回ってくるようだ。エスカレーターが混んでいるときに迷わず階段を使う人を見ると漠然とすごい人だなー、と思ってしまう。そういう人はきっと多少めんどくさい仕事もテキパキやるに違いない。ゴミとかも溜まったらすぐに出すし、洗濯物も溜めずにすぐに
最近引っ越しをした。僕は物件を探すのがたまらなく好きだ。 一時期は10個くらいのサイトをブックマークして毎朝晩に更新チェックをしていたくらい好きだ。引っ越しが終わってしまうとリアルに内見をする気持ちで不動産サイトを見れなくなるので、一生引っ越し準備期間が続いてほしいくらいだ。 そして何よりも内見がたまらない。 いろんな不動産屋がいるが僕は知識を語ってくれる不動産屋が好きだ。中にはそっと横で微笑みながら、お客さんの判断に全てを委ねてくれる人もいるのだが、僕は不動産の知識をこれ
気を抜くと右目と左目が違う方向を向いてしまう。 ぼくは子供の頃から"斜視"という目の病気を持っている。 会話している相手に「どこ見てるの?」と聞かれて「いや、これは斜視っていって一応そっちを見ているんだけど、、、」といちいち説明を入れなければいけないので、厄介だ。 目というのは両目で1つの対象を見ることで距離を測っているらしく、斜視の状態だと対象との距離感が掴みにくいらしい。 美大受験でデッサンをしなければいけなかったぼくは、距離感が掴めないせいでデッサンに影響が出ているの
子どもの時、定期的にみる悪夢があった。 その夢は決まって羊がたくさんいる穏やかな風景から始まる。 平和な気持ちで羊を眺めていると徐々に空が曇っていき、気持ちがドッと暗くなる。雷とかも落ちてくる。 すると突然ルーレットが目の前に現れる。紫と赤と黒を基調に、悪魔の顔をモチーフにしたようなイカついルーレット。いかにも"悪"みたいなデザインだ。何のためのルーレットなのかもよく分からないのだけど、とにかく最低最悪の気分になる。この時間が地獄なのだ。気持ちが沈みきり泣きながら「もう無理
髪を切りに行った。 いつも通りフワッと希望を伝え、半分おまかせ。もう8年ほど同じ美容師Mに切ってもらっている。個人的に人間のかっこよさは半分髪型で決まると思っているのでおれのかっこよさはもう当分の間、Mに半方委ねられている。 おれがMに初めて自分のかっこよさを委ねたのは大学時代。後輩Kが「ワタベさん、この人イケてますよ」とMのインスタを見せてくれた。KはPOPEYEからそのまま出てきたようなイケメンで、服がオシャレな奴だった。一緒に服を買いに行くことが多かった。逐一「これ似
「補色」という概念がある。色相環(美術の本とかに描いてある↓のやつ)で対になる色同士のことを「補色」と呼ぶ。 補色同士を組み合わせると色同士が調和する。映画のライティングとかポスターで補色を組み合わせてるのをよく見る。バスケのユニフォームとかでもよく見る。有名どころだと最近八村塁選手が移籍したNBAチームのレイカーズは黄色と紫色の補色関係。 人間の目は、例えば赤を見続けると、自然と緑を欲するようにできているらしい。その証拠に赤をジー...っと見続けてから、パッと目を瞑った
昨日自由が丘で気になる入り口を見つけた。 この唐突感といい、先が見えない感じといい、魅力的だ。めちゃくちゃ入りたくなったのだが、多分入ったら駅員さんとかにすごい怒られるだろうから理性を保って写真だけで我慢した。 これはマンガとかアニメの世界だったら異世界に繋がってるパターンの穴である。 ドラマ「ストレンジャーシングス」では謎の裂け目が異世界と繋がっている。アニメ「メイドインアビス」では底が見えない巨大な穴の底を目指してみんなが冒険をする。 どちらも、この先には何があるんだ
スラムダンクを見に行った。 開始30秒、オープニングで泣いた。 なんかもう、よく分からないくらい感動してしまい途中で過呼吸になるかと思った。それくらい最高の体験だった。 中学時代、ベッドの横にスラムダンクを置いておき何度山王戦を読み返したかわからない。 ぼくは大人になって漫画家と名乗るようになったのだが、井上雄彦先生は、ぼくが漫画家になろうと決意した理由の一つであることは間違いない。井上先生の描く表情やキャラクターのかっこよさに憧れた。 プロフェッショナルを見て、原稿を
幸せの重心の連載が終わり、グダグダしながら次描く漫画の企画を考えている。 当初は、以前ツイッターに載せてバズったマンガの続きを描こうと思っていたのだがなんか気が進まない。 https://twitter.com/watabehitsuji/status/1300059147489091585?s=61&t=6zeiXJAAQ5jksOF-w_xCCQ 20代中盤に考えたマンガだったのもあり、その時の気持ちに戻れないのかもしれない。読み直してみると5年前に書いた日記を読み直
このnoteでは「幸せとは喜怒哀楽の調和である」というコンセプトで連載をしているマンガ「幸せの重心」が読めます。あとマンガの内容に関係があるような、ないような文章をマンガのお供として書いてます。日々感じていることをなるべくそのまま吐き出すようにしています。 卑屈と共感幸せの重心は今回で最終話。 今後もnoteの更新自体は続けていくのだけど、幸せの重心に関するnoteは今日で最後。ということで、なんとなくこのマンガを描き始めた経緯から振り返ってみる。 元々この「幸せの重心