
この世で1番美味しいもの(幸せの重心79話)
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「幸せとは喜怒哀楽の調和である」というコンセプトで連載をしているマンガ「幸せの重心」(石川善樹さん・ワタベヒツジのtwitterアカウントで連載中)このnoteではマンガの先読みと、マンガの中で触れたことについて、少し掘り下げ、僕なりに感じたことを書いたりしています。
過去のnoteについて
この物語のスタート地点はこちら→0話
前回のお話はこちら→78話「折り紙名人」
*過去のnoteは全て、マガジン「ヒツジゴヤ」内で読むことができます。
高級寿司
この前、人生で初めてカウンターで大将が一貫一貫コースで握ってくれるような、高めのお寿司屋さんに行った。
そのお寿司屋さんは1年以上先の予約まで埋まっていて、なかなか席がとれないほどの人気店。
たまたま一人分の席が空いたので、勇気を出して予約してみた。
そのお寿司やさんは大将と会話をしながらお寿司を食べる感じで、いろんな話を聞かせてくれた。さすが一流という感じで会話がうまくて、ついこちらからも話してしまう。
そのお店は僕の住んでる地元にあるお店だったので、この辺にある美味しいお店についても色々と教えてくれた。
そんな会話をしている中で、あるお客さんが
「大将が1番美味しいと思うお店ってどこ?」
という質問を投げかけたお客さんがいた。すると大将は
「50年以上味を変えずにやっている、ホットドックの屋台」
と答えた。最初は意味がわからなかったのだが、詳しく聞くと、
「子供の時に友達と一緒に食べたホットドックと同じ味を、大人になってから出されたら勝てない。思い出が乗っかったものには勝てないよ」
そんなことを言いながら、最高に美味しい寿司を握る大将がなんともかっこかった…
今週の幸せの重心

タナカは過去に拾ったグラビア雑誌の思い出を思い出し、ある暴露をするのだった…
毎週1本、できれば2本記事(目標)を公開していこうと思います。記事の内容は色々と変わっていくと思いますが、日々マンガを描いてい感じる率直なことをなるべくそのまま吐き出すようにしています。作品はもちろん、作品の外側(創作の過程など)を公開して、マンガをより深く楽しんでいただける場にしていければと思っています。
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漫画家。昔話"ウサギとカメ"を再解釈したマンガ「幸せの重心」連載中。『おカネの教室』連載中。