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銃、大砲、熊、おまけの鮭

雑貨集めにハマっている。
最近買ったものを自慢しようと思う。雑貨は人を家に呼ばないと見せることができず自慢する機会が少ないので、ここで自慢しようと思う。

まずはイチオシのこちら、

ヤバい、見るからに古い

一目惚れだった。世田谷で毎年開催されるボロ市で購入したのだけど、露店のおっちゃん曰く50年くらい前に作られたおもちゃの銃らしい。箱もすごい古い雰囲気を醸し出しているのでほんとに古そう。僕は情報の確かさはあまり重視していないのだけど、とにかくその古びたオーラにテンションが上がる。おっちゃんの言い値で3500円くらいだった。
ディティールも凝っていて、さいこうだ。爆竹を込めると実際に音が出せるらしいので今度やってみようと思う。

ボロ市の帰り道、服屋に寄った。お会計をするときに少し間ができたのでおもむろにバッグから銃を取り出して、店員さんにも自慢してしまった。強盗に間違われないようになるべく温和な表情で銃を取り出した。結果めちゃくちゃ盛り上がったのでやっぱり銃はみんな好きなんだと思う。

次に武器繋がりでこちら。

置くだけでオシャレ空間

これは古具のポップアップで購入。ちゃんと金属でできており、ずっしり重い。僕の中で重いのは価値だ、重いってだけでなんか良い感じがしてしまう。
車輪がちゃんと動くので、後の取手を持ってうごかせる。ギコギコ言いながら動く様が愛おしい。そして家に置くと絶妙にオシャレな雰囲気を醸し出すところが気に入っている。車輪とか隙間が多いので抜け感があって、馴染みやすい。これも3000円ちょいくらい。

この大砲は店に入って隅にあるキャビネットの上に置いてあった。気づいたら大砲の方に引き寄せられ「これください」と言っていた。店員さんも「わかります?この魅力」といわんばかりの表情で「動くんですよ」と車輪と大砲をクイクイと可動することを見せつけてくれた。買うしかなかった。

次は置物の王様、木彫りの熊。

風格

こちらもボロ市で手に入れた。
日本人の実家にかなりの確率で置いてある木彫りの熊(僕はおじいちゃんの家に置いてあった)。なんでそんなに置いてあるのかずっとふしぎに思っていたけど、自分の家に置いて見て納得した。
まるで元から置いてあったかのように空間に馴染むのだ。おじいちゃんの家に置いてあったから馴染んで感じるのか、木彫りの熊が馴染みやすいのか、どっちなのかは分からないけどそんなことはどうでもいい。帰ってきた時に木彫りの熊がシャケを加えながらこちらを眺めているだけで癒されちゃうのだ。木彫りの熊にはそんな不思議な力がある。

熊はボロ市でタイ人っぽい人から買った。なんと800円。
「これいくらですかー?」と聞くと
「クマ?800エン!シャケハオマケダヨ!!!」
と小粋なことを言ってきたので、その小粋なジョークに賞賛を贈る意味でも買ってしまった。
結果買って本当によかった。いつか孫とかに、なんでおじいちゃんの家には木彫りの熊があるんだろう?と思われたい。

こんな感じで、どこの何なのかが分からないものに出会えるし、大概うっすら汚れてるのもなんか良い。
決められた相場がないのも魅力的だ。たまたまそこの店主が言い値でつけていることが多い。3500円の銃や800円の木彫りの熊を高いと思うか安いと思うかは人によると思うけど、店主にとっての価値と、僕の中での価値がぱちっと合う感じが楽しい。
今後もいろいろ買ってしまいそうだ。

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