
ポケットに入ってたやつ描こうかな
幸せの重心の連載が終わり、グダグダしながら次描く漫画の企画を考えている。
当初は、以前ツイッターに載せてバズったマンガの続きを描こうと思っていたのだがなんか気が進まない。
https://twitter.com/watabehitsuji/status/1300059147489091585?s=61&t=6zeiXJAAQ5jksOF-w_xCCQ
20代中盤に考えたマンガだったのもあり、その時の気持ちに戻れないのかもしれない。読み直してみると5年前に書いた日記を読み直してるような気分になった。きっと内容の良し悪しに関わらず"旬"と言うものがあるのだろう。まぁ描きたくなる時がまたくるかもしれないので一旦置いといてみる。
漫画家の友達たちと雑談していたら、ある題材が持ち上がった。
タイトルは"東京藝大堕落日記"(仮)
僕の母校である"東京藝術大学"についてである。
日本一のアートの大学・東京藝大に通いながらもろくに制作もせず、ナンパに明け暮れているような堕落した奴を描いたら面白いんじゃないかと。
しかもそいつは"藝大"のブランド欲しさに入学したような姑息な奴。
5年前の僕だったら絶対描きたい内容ではなかった気がする。母校を題材にマンガを描くのってなんかダサいし、大友克洋とか弐瓶勉とか癖強めのSFとかがかっこいいと思ってたから。
しかし僕の頭の中のポケットにはSFの知識もなければ、強い世界観みたいなものもない。おまけに絶対に表現したい確固たるものが自分でわかってない。あるのかもわからん。
そんなことを考えながら自分のポケットの中を探っていると"藝大に関すること"はたくさん入っている。藝大内の人間関係やヒエラルキー、入試、卒業後のキャリア…などなど。日常の中で実感したことがたくさん入っている。
そして藝大がどんなところなのか?藝大にはどんな人たちがいるのか?に興味を持ってくれる人は一定数いそう。
自分の知っている知識や感情が他人にとって面白い可能性があるのなら、肩肘張らずにそれを描けばいいんじゃないか。
そんなことを思ったよ、と言う日記でした。
おまけにキャラを考えてるときの落書きも貼っておきます。
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