究極の遊び(幸せの重心78話)
「幸せとは喜怒哀楽の調和である」というコンセプトで連載をしているマンガ「幸せの重心」(石川善樹さん・ワタベヒツジのtwitterアカウントで連載中)このnoteではマンガの先読みと、マンガの中で触れたことについて、少し掘り下げ、僕なりに感じたことを書いたりしています。
遊び?仕事?
最近仕事と遊びについて考えている。
僕はマンガ家なので仕事として、マンガで生活ができるようにしたいわけなのだけど。
そもそもマンガを仕事に選んだのは「一生かけてもやり込める奥行きがありそう」というのが1つの理由だった。言うなれば究極の遊びだ。仕事を一番楽しい遊びにしたかった。
ただ、実際に仕事にしようとマンガを描き始めると大変だ。奥行きがどうとか言ってられないほどうまくいかないし、めんどくさいことだらけだ。
楽しむ余裕がどんどんなくなっていき、「おれは何をしてるんだろう...?」なんて考え始めてしまう。30歳になって、より不安に押しつぶされそうになる毎日だ。
マンガは読者に読んでもらうものだ。読者とのコミュニケーションが肝の職業で、そこに喜びがある職業だとは思うのだけど、1人で絵を描いたりネームを切っている時間も多い。
ポイントはこの1人の時間だ。この時間がなかなか大変で、楽しめない。楽しんでないと色んな不安もよぎる。
ある漫画家仲間から言われた一言が記憶に残っている。
「楽しまないでできるほど、簡単じゃないと思う、漫画家は。めんどくさすぎるよ。」
ハッとした。マジメにやろうとする姿勢が逆にマンガを舐めていた。
マンガ家は1人で手を動かしてる時間を最高に楽しめる、ひとり遊びの名人でこそ成り立つ仕事なのだ。
今週の幸せの重心
オク田くんをイジるタナカだったが、オク田の反応はタナカにとって予想外のものだった…
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