ドラゴン桜・三田紀房先生に聞いたマンガ作りのお話
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ドラゴン桜・三田紀房先生に聞いたマンガ作りのお話

数々のヒット作品を生み出している三田先生にお話を伺う機会をいただいたので、まとめてみました!

日常は「原材料」

三田さんは、日常を原材料として物語を生産していく。

たとえば、国立競技場を建設するときに予算問題とかでめちゃめちゃ揉めてた時。「でっかいもの作るときって揉めるんだなァ」と思ったそう。

そこから、じゃあ戦艦大和作った時も揉めたのかな?と思い「アルキメデスの大戦」が出来上がった。3つくらいの要素を掛け合わせて面白くするらしい。アルキメデスの大戦の場合は

「戦争」×「戦艦大和(でっかいもの作る時揉める)」×「数学の天才」

そして、「大和作りたい」対「やめとけ!」のドラマを描く。

ボート競技の話を描いて欲しいと言われた時も、実際にボート競技を見に行き、このスポーツは後ろに向かって進む、つまり先頭にいる競争相手を見ずにレースするのか…こんな不思議な競技どんな人がやってんの!?という面白さを発見して描き始めたそうです。こういうの↓

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これは石川善樹さんにも通ずるのですが、とにかく日常に対する面白がり力がめちゃめちゃ高い!!!
僕が藝大出身だと聞くと、学徒出陣の時って藝大生何してたんだろう?という疑問につなげて面白がる。

出来事×人物

三田さんは物語を考える時、出来事人物の掛け合わせによって生まれるドラマを考えるらしい。さっきのアルキメデスの大戦もそうだけど。
たとえばドラゴン桜は、

底辺高校から東大受験×元暴走族のアウトロー弁護士

そして、そのシチュエーションに置かれたそのキャラの人間ドラマが魅力になる。
その際、キャラの目的はなんでも良くって、大事なのはそのドラマ、キャラを自分が好き、魅力に思うかどうかだそう。

週刊誌の最大の魅力は、毎週ひとつのドラマを通じて、キャラクターの魅力が引きだされ、このキャラクターどうなっちゃうの!?と引き込まれていくから。そのキャラクターを追いかけたいから、みんな続けて読む。
多くの人が何かを言われないための言い訳が多くなるが、三田さんは面白いと思ったものをとにかく描く。

情報とキャラ

キャラと情報はアクセルとブレーキの関係。キャラの魅力がアクセルで、情報がブレーキ。
情報に価値はなく、誰が何を言うかが大事。とにかくキャラ。桜木は本音を言うから魅力的。その桜美の授業だからこそ面白い。

以上、三田先生の貴重はお話のまとめでした!

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漫画家。コルクインディーズ/ラッキーズ所属。石川善樹さんについてのマンガ「幸せの重心」連載中。『おカネの教室』マンガ版連載準備中。