感じちゃいけない感情はない(幸せの重心37話)
幸せとは喜怒哀楽の調和である」というコンセプトで連載をしているマンガ「幸せの重心」(石川善樹さんのtwitterアカウントで連載中)
このnoteではマンガの先読みと、マンガの中で触れたことについて、少し掘り下げ、僕なりに感じたことを書いたりしています。
過去のnoteについて
この物語のスタート地点はこちら→0話「幸せとは喜怒哀楽の調和である」
前回のお話はこちら→36話「絶望して眠る」
*過去のnoteは全て、マガジン「ヒツジゴヤ」内で読むことができます。
感じたハズの感情
「感じちゃいけない感情はない」
マンガ家になってから、編集者さんや、漫画家仲間など色々な人から言われるようになった言葉だ。
この言葉、当たり前のようだが、僕にとっては難しい。
たとえば、
・仕事を振ってもらっておいて、ぶっちゃけモチベ上がらないな〜...とか、
・浮気してぇ〜〜〜...とか、
・彼女が男友達と仲良く話してるだけでめちゃくちゃ嫉妬してムカついちゃった...とか。
こんな感情抱いてる自分て「ダメだなァ・・・」「しょぼいなァ・・・」とか思えば思うほど、その感情をなかったことにしてしまいがち。そして、人に見せる用の嘘の感情をこしらえ、清廉潔白を演じる。
漫画家は、感情を描く仕事だ。
たとえば漫画の中で、清廉潔白なキャラしか出てこなかったらどうだろう?多分事件も起きず、大した葛藤もなく、ただただ外向けの見栄えを気にした優等生たちが品の良い生活をしているシーンが永遠に描かれる。
そんな漫画誰も読まないだろう。逆にギャグ漫画として成り立つ可能性はあるかもしれないが...
汚くても、姑息でも、卑屈でも、クズでも、ポジティブでも、ネガティブでも、マンガにとって、リアルに感じた感情こそがおもしろさの源泉なのだ!
ヨシキさんは「幸せとは、喜怒哀楽の調和である」と定義している。人生、どんな感情であろうと、色々な感情を感じて生きる方が幸せであると。「感じちゃいけない感情はない」のだ。
実際に浮気をしないとしても、「したい!!!」まではセーフなのだ!(笑)
今週の幸せの重心
「上司にムカついちゃダメ?」
上司のカバ田部長の陰口を言っているところを、本人に目撃されるタナカ...すかさず誤魔化そうとするが、カバ田の反応は意外にも・・・?
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