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シンプルなことを複雑に(幸せの重心48話)

「幸せとは喜怒哀楽の調和である」というコンセプトで連載をしているマンガ「幸せの重心」(石川善樹さんのtwitterアカウントで連載中)
このnoteではマンガの先読みと、マンガの中で触れたことについて、少し掘り下げ、僕なりに感じたことを書いたりしています。

過去のnoteについて
この物語のスタート地点はこちら→0話「幸せとは喜怒哀楽の調和である」
前回のお話はこちら→47話「宇宙から見たサラリーマン」
*過去のnoteは全て、マガジン「ヒツジゴヤ」内で読むことができます。

深読みしすぎる男

「卑屈」に加えてタナカの新しい特性を発見した。

「シンプルなことを、わざわざ深読みして複雑にする」のだ。

本当に深読みするべきタイミングはあるのだろうけど、タナカはどうでもいい時に壮大な問いを繰り出し、勝手に混乱するのだ。
国語の読解問題を解いている時に、謎に文章を深追いしてドツボにハマるみたいな感じ。しかも、深く考えている自分が優れており、問題自体が悪い!とか怒るタイプ…

一方ヨシキウサギは物事をシンプルに考える。目の前の出来事を、素直に受け取り、その時その時を楽しむ。焚き火の揺めきがキレイだったら夢中で観察するし、物事をありのまま受け取る。

タナカにとって、ヨシキウサギの素直さ、物事の捉え方があまりにも自分と違うので、ヨシキウサギの考え方が信じられず、斜に構える。というかあらゆることを考えすぎるし、大体のことに斜に構えている。
結果タナカはネガティブ感情が多い。

幸せの重心は「物事をシンプルに捉え、楽しむヨシキウサギ」「物事を複雑に捉えて、卑屈になるタナカカメ」のコントラストを描く話なのかもしれない。
ヨシキウサギは誰から見ても結構幸せに生きてそうだ。だがタナカはなんだか悩みが多く、一見不幸そう。
だが、幸せの重心は「幸せとは喜怒哀楽の調和である」というテーマを掲げている。だとすればタナカみたいな奴にも、きっと幸せは訪れるはず…

今週の幸せの重心

「今日の発見はなんですか?」

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ヨシキウサギを煽りに煽るタナカ。
しかし今日のヨシキウサギの発見は思わぬところにあったようだ…

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毎週1本、できれば2本記事(目標)を公開していこうと思います。記事の内容は色々と変わっていくと思いますが、日々マンガを描いてい感じる率直なことをなるべくそのまま吐き出すようにしています。作品はもちろん、作品の外側(創作の過程など)を公開して、マンガをより深く楽しんでいただける場にしていければと思っています。

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