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不幸に飛び込む(幸せの重心82話)

「幸せとは喜怒哀楽の調和である」というコンセプトで連載をしているマンガ「幸せの重心」(石川善樹さんワタベヒツジのtwitterアカウントで連載中)このnoteではマンガの先読みと、マンガの中で触れたことについて、少し掘り下げ、僕なりに感じたことを書いたりしています。

過去のnoteについて
この物語のスタート地点はこちら→0話
前回のお話はこちら→81話「至福のひととき」
*過去のnoteは全て、マガジン「ヒツジゴヤ」内で読むことができます。

不幸自慢

不幸であることをアピールしたくなる時がある。
嫌なことが起きた時とか、自分の生い立ちとか、家庭環境とか、自分の不遇さを人に話すことに気持ちよさを感じることがある。
39度の熱が出て4日間寝込んでたんだとか、うちは貧乏でなんも買ってもらえなかったとか、残業続きでヘトヘトだぜ…とか…自分の不幸を話す人はなぜだかイキイキとしてる。不幸自慢という言葉があるのも納得できる。

僕はよく友達に悩みを相談する。ただ、振り返ると相談を持ちかけておいてほとんどアドバイスは聞かない(笑)
自分の悩みや、不幸な状態、オレはこんなに大変なんだ!というのを共有してるだけな気がする。そして翌日からまた勝手に頑張るのだ。

自分から不幸に飛び込みたいという欲求も持っている。
恋愛においてはそれが顕著だと思う。好きな子にフラれた時ってとても悲しいのだけど振り向いてもらえずに、でも片思いを続けてボロボロになっていく自分を楽しんでる気がする。
じゃなきゃ、わざわざ傷心中に自分から失恋ソングなんて聴かないと思う。失恋中にシャワーを浴びながら号泣するのは最高だ。

そんな感じで、幸せになりたいと言葉では言いつつ自分から不幸を求めてしまうのが人間なのかもしれない。
…衣食住とか生きていく上で必要なものが奪われるほどの不幸になると話は違うのだろうけど。

今週の幸せの重心

不幸とはどんな感じなのか?ヨシキはタナカの不幸に迫っていく…

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毎週1本、できれば2本記事(目標)を公開していこうと思います。記事の内容は色々と変わっていくと思いますが、日々マンガを描いてい感じる率直なことをなるべくそのまま吐き出すようにしています。作品はもちろん、作品の外側(創作の過程など)を公開して、マンガをより深く楽しんでいただける場にしていければと思っています。

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