チェダーチーズ作戦(幸せの重心62話)
「幸せとは喜怒哀楽の調和である」というコンセプトで連載をしているマンガ「幸せの重心」(石川善樹さんのtwitterアカウントで連載中)
このnoteではマンガの先読みと、マンガの中で触れたことについて、少し掘り下げ、僕なりに感じたことを書いたりしています。
過去のnoteについて
この物語のスタート地点はこちら→0話「幸せとは喜怒哀楽の調和である」
前回のお話はこちら→61話「雨、ときどき泥」
*過去のnoteは全て、マガジン「ヒツジゴヤ」内で読むことができます。
そして!!!!↓こちら、電子書籍出ました!!🎉㊗️🎉
まとめて読むとまた読み味変わるので、ぜひ!!!
いい写真を撮りたい
先日家族で集まった時に兄と、「どうしたら良い写真の写り方ができるか」について話した。
兄は写真を撮られる時の表情作りが苦手らしい。どうしても笑うとぎこちなくなくなるらしい。確かにどの家族写真を見ても、仏頂面に見えたり、苦笑いっぽくなってたり、シュールで不自然な顔をしている。
それに比べて兄からすると、僕は写真写りが良いようだ。どんな意識で写真を撮られているのかをすごい聞かれた(笑)
何か有用なアドバイスをしたくて、「俺は、その写真を見る人に微笑みかけるように顔を作っているんだ」とその場で無理矢理作った謎の理論を展開してみたりしたが、そんなことは意識してない。
むしろ、その話をしてしまったもんだから、その後に撮った家族写真の表情が、自分までぎこちなくなった気がする。
そこからさらに連想したのが、前に付き合っていた相手との写真だ。いつも一緒に写真を撮ると、相手の顔がとてもぎこちない感じがして、いつもなんか微妙な気持ちになっていたのを思い出した。
自分が相手のぎこちない表情を引き出しているのか…?リラックスしてもらえていないのか…?と1人モヤモヤしていた。
そして色々考えて行くうちに思い出したのが、兄が子どもの頃に発明した
「はい、チェダーチーズ!」
というかけ声。
普通は「はい、チーズ!」なところ、チーズの種類を変えちゃうのだ。すると撮られる側はあまりのくだらなさに、フッと頬が緩む。その瞬間にシャッターを切る。これは結構上手く行ってた気がする。子供がやるから、かわいくてみんな和むし。
写真を向けられてちょっと構えているところに、ユーモアで自然な笑顔が引き出される。そんな和やかな空気と、みんなの素の表情ごと写真に残せるので、チェダーチーズはおすすめである。
大人になっても意外とスベリ芸的に使えたりもするから、今でもたまに使っている。オススメだよ!
今週の幸せの重心
旅の思い出を残そうと意気込む獅子村。乗り気じゃないタナカ。
…旅の思い出として、良い写真を残すことができるのか!!
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