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山とギャル(幸せの重心71話)

「幸せとは喜怒哀楽の調和である」というコンセプトで連載をしているマンガ「幸せの重心」(石川善樹さんワタベヒツジのtwitterアカウントで連載中)
このnoteではマンガの先読みと、マンガの中で触れたことについて、少し掘り下げ、僕なりに感じたことを書いたりしています。

過去のnoteについて
この物語のスタート地点はこちら→0話「幸せとは喜怒哀楽の調和である」
前回のお話はこちら→70話「幸せな奥さん」
*過去のnoteは全て、マガジン「ヒツジゴヤ」内で読むことができます。

そして!!!!↓こちら、電子書籍になります🐇
まとめて読むとまた読み味変わるので、ぜひ!!!

場面が変わると人は変わる

登山をしている時、人はなぜか社交的になる。
普段はエレベーターで見ず知らずの人と一緒になっても一言も言葉を交わさないような人も、登山中になると知らない人とすれ違う時「こんにちは〜、天気最高ですね」とサラリと挨拶をしてしまったりする。

僕は普段から知らない人にサラッと話しかけられるような社交的な人にちょっと憧れがある。憧れのあまり、学生時代には街中でナンパをして、知らない人と会話をするスキルを磨いていたほどだ。

しかしそんなことをしなくても、場面が変わると人は勝手に変わるということが言いたい。

実際いくらナンパをしたとて、信号待ちの合間にサクッと隣の人と会話をしちゃうような余裕は生まれない。
山みたいな、お互いの心が開放されているような場所に行くと、自然と余裕が生まれちゃったりするんだと思う。


そしてもう一つ例を出すと、"ギャル"は山と同じぐらいすごい。
僕の親戚にはギャルがいる。この前親戚で集まった時そのギャルが唐突に、リモコンをマイク代わりにして本意気で歌い始めた。あまりにも入り込んでいるので、誰も突っ込まない。そして恐ろしいことにそのリモコンが回ってくるのだリモコンを持った人は歌わないといけない。途中からモノマネ王座決定戦になっていった。

会場があったまったところで、次はダンス大会が始まった。BTSのPVを見ながらみんなで見よう見真似で踊る。そしてオーデイションとか言って1人ずつ踊らされる。

ギャルの本気歌を発端に、「歌って踊るのが普通」みたいな空気が流れ始めていた。

そして驚くべきことに、いつの間にか空気に飲まれて父親が本気でBTSを踊っていたのだ。爆笑ものだった。
普段は踊っているところなんて想像もできないような人だし、走ってるところも見たことないレベルの父親が、BTSのdynamiteを汗だくになりながら踊っているのだ。

この会がなかったら僕も踊ることはなかっただろうし、父親のdynamiteを見ることなんて一生なかっただろう。

とにかくギャルと山はすごい。

今週の幸せの重心

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毎週1本、できれば2本記事(目標)を公開していこうと思います。記事の内容は色々と変わっていくと思いますが、日々マンガを描いてい感じる率直なことをなるべくそのまま吐き出すようにしています。作品はもちろん、作品の外側(創作の過程など)を公開して、マンガをより深く楽しんでいただける場にしていければと思っています。

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