怒りが教えてくれること(幸せの重心40話)
幸せとは喜怒哀楽の調和である」というコンセプトで連載をしているマンガ「幸せの重心」(石川善樹さんのtwitterアカウントで連載中)
このnoteではマンガの先読みと、マンガの中で触れたことについて、少し掘り下げ、僕なりに感じたことを書いたりしています。
過去のnoteについて
この物語のスタート地点はこちら→0話「幸せとは喜怒哀楽の調和である」
前回のお話はこちら→39話「ちゃんと見てる男」
*過去のnoteは全て、マガジン「ヒツジゴヤ」内で読むことができます。
大切なものがおびかされる瞬間
タナカカメは周りの人にイライラしやすい。何かにつけて、相手の悪口を頭の中でグチグチと言い始める。そしてそのこと以外考えられなくなる。
つまりタナカは怒りに頭をハイジャックされやすいのだ。
「怒り」「イライラ」というのは大切な感情だ。感情それぞれ役割があるので、感じちゃいけない感情ではないと思う。怒りは「大切なものがおびやかされることに注意が向く」時に感じる感情だそうだ(詳しくは↓の記事にて。)
だとすると、自分が怒った瞬間を振り返ることで、自分の大切なものを確認することができたりもするだろう。ただ、タナカのように怒りにハイジャックされるのと、怒りの役割を理解して感じることは少し違うように思う。
たとえば、
「ポイ捨ては断じて許さん!!!」と怒りにハイジャックされている人がいるとする。その人はポイ捨てをした相手に意識が行きそうだ。
「アイツに罰則を与えろ!」とか、「アイツが行動を改めないと気が済まない!」とか・・
それに対して、「ワタシはポイ捨てを見るとイライラするなぁ」と怒りを俯瞰して見つめる人は、自分に意識が行きそうだ。
「自分は規律とかルールを大切に思っているのかもなぁ」とか・・
怒りは、大切なものを守りたいからこそ脳がハイジャックされて周りが見えなくなる。だが、ハイジャックされずに自分の感情を見つめるからこそ、より大切なものを深く知ることができるのかもしれない。
自分が何に怒るか?を一度考えてみると意外と小さいことでいちいち怒っていたりして、恥ずかしい気持ちになったりするけど、意外と発見があるかも。
今週の幸せの重心
「跳ね返ってくるイライラ」
いつものように、小さなことでイライラし、頭のが愚痴でいっぱいになるタナカ。しかし、その怒りの矛先は、意外な方向に向くのであった・・・
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