天敵現る(幸せの重心42話)
「幸せとは喜怒哀楽の調和である」というコンセプトで連載をしているマンガ「幸せの重心」(石川善樹さんのtwitterアカウントで連載中)
このnoteではマンガの先読みと、マンガの中で触れたことについて、少し掘り下げ、僕なりに感じたことを書いたりしています。
過去のnoteについて
この物語のスタート地点はこちら→0話「幸せとは喜怒哀楽の調和である」
前回のお話はこちら→41話「思わぬ向上心」
*過去のnoteは全て、マガジン「ヒツジゴヤ」内で読むことができます。
弁別ばっかりしやがって…!
タナカには、天敵がいる。
タナカの平穏な日常に、グサッと切り込んでくる、FFS診断でいう“弁別性“が強いタイプの相手だ。
(※FFS診断とは・・・人が持つ固有の特性(思考行動パターン)を5つの因子とストレスで数値化する診断)
弁別性の高いひとの特徴はこんな感じ↓
・「弁別性」の高い人は、何らかの根拠(データ、経験)を基に「必要」か「必要ではない」かを常に考え、「必要」と判断したものを直ちに選択します。
・「それって意味あるの?」が彼らの口癖です。
そう問われた相手が、「まだ分からないけど、やってみたい」と答えようものなら、「意味のないことはやらない」とバッサリと切り捨てることも。
弁別性について、詳しくはこちらの記事で↓
タナカは卑屈なので、弁別性の高い相手に、いわゆる正論を突きつけられると自分が無能に感じてくる。
「確かに正論だけど、そんな割り切れるもんじゃないだろぉ!」と心の中では反論があるのに、いまいち言葉にもできないままモヤモヤして「確かに…」と引き下がる。そして心の中で、何日もその出来事を引きずるのだ・・・(笑)
それに対して、弁別性の高い人は自分の思ったことをキッパリと口に出して、間違っていた場合はその理由を突き詰めて理解する。
タナカにとっては、ウマが合わない相手でありながらも、そんなタナカとは対照的なサッパリとした態度がちょっと羨ましい相手でもあるのだ。
今回の幸せの重心では弁別バリバリのオク田くんが登場する。このキャラは、やはりタナカの心をザワつかせる天敵のような存在だ。
そんなちょっと羨ましい性質を持った天敵と対峙したタナカはどんなすれ違いを起こし、どんな感情になるのか。
そして2人の関係性は、どのように変化していくのか。
ぜひ、「思ったことをズバズバ発言する」オク田と「思ったことを言えず裏に溜め込む」タナカの関係を暖かく見守っていただきたい…!!
今週の幸せの重心
「先輩たるもの」
1年目の後輩“オク田“に意気揚々とアドバイスをしようとするタナカだったが、オク田の猛攻が始まる…
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