お金はなんのためにあるのか?(幸せの重心34話)
幸せとは喜怒哀楽の調和である」というコンセプトで連載をしているマンガ「幸せの重心」(石川善樹さんのtwitterアカウントで連載中)
このnoteではマンガの先読みと、マンガの中で触れたことについて、少し掘り下げ、僕なりに感じたことを書いたりしています。
過去のnoteについて
この物語のスタート地点はこちら→0話「幸せとは喜怒哀楽の調和である」
前回のお話はこちら→33話「成長の決意」
*過去のnoteは全て、マガジン「ヒツジゴヤ」内で読むことができます
お金を稼ぐ理由
29歳にして、初めて自分の口座に100万円貯まった。
2年前くらいまでは、生活するだけで、毎月残高が1〜2万円くらいになるスレスレ生活を送っていたので、口座に100万円入ってるという事実が僕にとってはめちゃくちゃ安心感がある。普通に就職すればよかったと何回思ったことか。
お金って安心感をもたらすんだなぁ・・・とほっこりしていた僕に、編集者さんが「ヨシキの思想と一致してると思う」とこの本を紹介してくれた。
まえがきに、この本のテーマが書いてある。
まずは、有名なアリとキリギリスのイソップ寓話から始めよう。
夏のあいだ、勤勉なアリは冬の食料を蓄えるためにせっせと働いた。一方の気楽なキリギリスは自由に遊んで過ごした。やがて冬が到来した。アリは生き残り、キリギリスには悲惨な現実が待っていた―。
この寓話の教訓は、人生には、働くべきときと遊ぶべきときがある、というものだ。
もっともな話だ。
だが、ここで疑問は生じないだろうか?
アリはいつ遊ぶことができるのだろう?
それが、この本のテーマだ。
タナカは、まさにアリ的な人生を送っている。
タナカはいつも何かに怯えている。先のこと先のことと不安を膨らませて、未来の安心のために今を生きる。
ちなみにヨシキさんは、逆にお金が貯まると怖くなって使ってしまうらしい。それで息子の塾代が払えなくなったとか・・・(笑)
DIE WITH ZEROにこんな一節がある。
預金口座に入っているお金を経験と引き換えることができる、と考えると色々視点が変わる。将来の自分のために、今できる経験を先延ばしにしている、と考えることもできる・・・
そして、もしタナカが10年後、ある程度お金を持った時に、下の一節のようなことを思うのかもしれない。
流石に、残高1〜2万円の生活は胃がヒリヒリするのでしたくはないが、今の口座でどんな経験ができるか?と考えてみると、ちょっとワクワクするかも...
お金といえば・・・
ちなみに、「お金」といえば、今、高井浩章さん原作の『おカネの教室』のコミカライズをしている。
〜おカネの教室とは〜
「おカネの教室」は「おカネを稼ぐ6つの方法」を軸にお金の知識や、経済の仕組みを、謎の大男と中学生2人のコンビで学んでいくというもの。
ただ、お金の知識を伝えるというものではなく、「高利貸し」「地主」「パチンコ屋」「売春婦」などの具体的な職業について触れながら、登場人物たちのお金にまつわる葛藤を描いていく経済青春物語!?になっています。
企画が立ち上がってから、だいぶ時間がかかってしまったのだが...(僕がカメ並にノロノロしていたため)
4月29日木曜日(GW初日)より、連載を開始することになりました!!
毎月2話ずつ発表するというスタイルで、連載していこうと思っています。
僕のマガジン「ヒツジゴヤ」にて、先だし公開していく予定ですので、ぜひ、幸せの重心と併せて読んでいただければと思います!!!
今週の幸せの重心
「なんのための貯金?」
貯金に熱心なタナカは、カメ美にキレられ、自分の貯めているお金は「なんのための貯金」なのかを考えさせられるのだった...
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