感情と生きる(幸せの重心58話)
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感情と生きる(幸せの重心58話)

ワタベヒツジ

「幸せとは喜怒哀楽の調和である」というコンセプトで連載をしているマンガ「幸せの重心」(石川善樹さんのtwitterアカウントで連載中)
このnoteではマンガの先読みと、マンガの中で触れたことについて、少し掘り下げ、僕なりに感じたことを書いたりしています。

過去のnoteについて
この物語のスタート地点はこちら→0話「幸せとは喜怒哀楽の調和である」
前回のお話はこちら→57話「結果オーライ」
*過去のnoteは全て、マガジン「ヒツジゴヤ」内で読むことができます。

変えられないもの

「感じちゃいけない感情はない」

僕が、マンガを描き始めてから出会った言葉だ。
「感じちゃいけない感情がある」と思っていると無意識的にその感情を見つめなくなる。物語を作り、感情を描くマンガ家である以上、あらゆる感情を見つめる必要があるのだ。
そして同時に、この言葉は人生をすごく生きやすいものにしてくれるとも思う。

どんなに汚い感情が自分の中で沸き起こったとしても、その感情は発生した時点でもう消すことはできない。
僕はこの言葉に出会うまでは「怒り」を感じてはいけないものだと思っていた。怒りの感情を持ってしまう時点で、人としてダメなんだ!!!みたいな。
だが、怒りを消そうとすればするほど、嘘の感情を取り繕う癖がついていき、いろんなことの歯車が合わなくなっていく。喜びまで嘘っぽくなっていくような感じ…

まあとにかく、発生する感情を否定しない方がいいと思う。
そして最近この言葉に続く考え方をヨシキさんから教えてもらった。

その時々に体感する「感情」は変えることができない。だがその感情をどのように認知するのかという「考え方」は後からいくらでも変えることができる。
私にとって「感情と生きる」とは、その時々に味わったいろんな感情を「総じて楽しかったな!」と後から認知することのような気がしている。

僕の中の揚げ足取り星人が、「こんなの理想論だ!!無理を言うな!!」と声をあげそうになったところ、
続けてよしきさんは、「とはいえ、心意気はあるものの、中々そうは認知できないことも多い。」ということも言っていた。あの、いつもハッピーそうなよしきさんもミスを起こして、絶望してしまう瞬間もあるんだそう。

人間そう簡単に楽しかった〜!とか思えない瞬間もあるだろうし、無理に楽しいと思わないといけないと言うのも、なんだかプレッシャーに感じる。
しかし「変えられないもの(感情)」があることを知りながらも、「変えられるもの(考え方)」があると知っていることは、生きる上で希望のある考え方のように思う。

今週の幸せの重心

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今日どうだった?と言う奥さんの質問に「楽しかった」と答えるヨシキだが、どんな楽しい1日だったのだろうか…?

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ワタベヒツジ
漫画家。昔話"ウサギとカメ"を再解釈したマンガ「幸せの重心」連載中。『おカネの教室』連載中。