親友に顔面パンチ(幸せの重心63話)
「幸せとは喜怒哀楽の調和である」というコンセプトで連載をしているマンガ「幸せの重心」(石川善樹さんのtwitterアカウントで連載中)
このnoteではマンガの先読みと、マンガの中で触れたことについて、少し掘り下げ、僕なりに感じたことを書いたりしています。
過去のnoteについて
この物語のスタート地点はこちら→0話「幸せとは喜怒哀楽の調和である」
前回のお話はこちら→62話「切れないシャッター」
*過去のnoteは全て、マガジン「ヒツジゴヤ」内で読むことができます。
そして!!!!↓こちら、電子書籍出ました!!🎉㊗️🎉
まとめて読むとまた読み味変わるので、ぜひ!!!
唯一殴った相手
中学生の時に、親友の顔面を殴ったことがあった。人生で唯一殴ったことのある人が、その親友だった。
人の顔を殴ったのは初めてだったのだが、殴った瞬間、「やってしまった…」と思いつつ「こいつなら許してくれるか…」と言う謎の甘えもあったのを覚えている(笑)
当時はただただムカついた!!!という怒りの感情が抑えられずに、殴ったのだと思っていたのだが、今思い返すと、ちょっと違う感情が見えてきた。
その親友と僕は、お互いにじゃれ合いで、相手の嫌なことをし合ったり、イジり合う関係性だった。ある日僕がイジられるターンだった時に、そのイジりが異常に長かったことがあった。
耐えられなくなった僕は、無言で、その親友の胸ぐらを掴み「おい、ふざけんなよ…」と壁に押し付け、急な怒りに驚いている親友を廊下に引き摺り出した。
今思うと、僕は怒っているようで、実はすごく不安だったんだと思う。このままこのイジリが続いて、オレだけいじれら続けたらどうしよう…?と。
しかしそんな不安を晒したら、弱いやつだと思われる!!!と思い怒ったのだと思う。
廊下に引き摺り出された親友は「何だよ!?」とポカンとするばかり。その親友に対して僕は「何ポカンとしてんだ!!なんでオレの気持ちを分かってくれないんだ!!!」と言わんばかりに、右フックを繰り出した(笑)
理不尽すぎる。親友から見るといつものようにじゃれあいで、イジっていたら急にキレ出したヤバい奴である。まさか不安を感じていたなんて思ってもいなかったと思う。
ちなみに、その親友は僕を許してくれて、いまだに仲が良い。ありがとう…(笑)
今週の幸せの重心
焚き火を囲みながら、獅子村はこの旅で、ある思いを秘めていたことを語り始める…
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