褒めの呪縛(幸せの重心17話)
石川善樹さんが考える「良く生きるとは何か?」をお伝えするべく始まった連載「幸せの重心」。
このnoteではマンガの先読みと、マンガの中で触れた善樹さんの考えを少し掘り下げ、僕なりに感じたことを書いたりしています。
過去のnote↓
1話「東京の夜空にある奇跡」🐇
2話「”後悔”とうまく付き合う方法」🐢
3話「幸せになる仕事の終え方」🐇
4話「感情に脳をハイジャックされない方法」🐢
5話「日本で1番の県名」🐇
6話「時代に参加するか、歴史に参加するか」🐢
7話「あなたの峠はなんですか?」🐇
8話「お年寄りか、○○○か」🐢
9話「幸せになるカレンダー」🐇
10話「ヨシキウサギの吃音の捉え方」🐢
11話「現代の千利休」🐇
12話「幸せとは?」🐢
13話「地球を名付けた男」🐇
14話「恥を感じる達人」🐢
15話「小さな発見の効果」🐇
16話「悲しみのシミュレーション」🐢
感情をコントロールする
善樹さんは感情を人に手渡さない。
たとえば「相手が喜んでくれることが嬉しい」や「お客様の笑顔が嬉しい」と言った言葉ってよく聞きますよね。
一見いいことのように思うのですが、ヨシキさんは、「嬉しいかどうかは自分が決めることであって、相手の反応に惑わされるべきじゃない」と言います。
そこで一喜一憂するということは、相手の反応によって自分の感情揺さぶられてしまう、つまり相手に感情を手渡してしまっていると。
この考え方、僕にとってはめちゃくちゃ新鮮でした。感情を本当に大切なものとして扱ってる人の考え方だなと。
お客様が笑顔の時嬉しくて、お客様の笑顔じゃないと嬉しくない
って確かにかなり不安定ですよね…
たとえば僕はマンガ家なのですが、マンガが売れるか・売れないかについてもヨシキさんは「売れたら嬉しくて、売れなかったら嬉しくない」という考え方だと運に左右されるため、運に自分の人生が左右されている状態になると。
逆にいうと、売れようが売れまいが楽しく漫画をかけている状態って最強…!!(しかもこういう姿勢で漫画を描いている人は結果的になんか売れそう。)
実際ヨシキさんと話していると、この人多分どこで誰と何してても自分で楽しむ方法を編み出しそうだな…という雰囲気があります。
そして、この話仕事とか勉強とかあらゆることで褒められた時にも関係のある話だなと思いました。
褒められてやる気が出ることってとても脆いのかもしれない。
相手のリアクションに一喜一憂してしまって、そのこと自体を楽しめてるわけではないのかもしれない…と思いました。
予備校講師などで絵を教えたりする機会の多い僕は、学生が上手な絵を描いた時や、成長した時にどんなリアクションをすればいいのか悩み出すのであった…(笑)
今週の幸せの重心
プレゼンがうまく行きルンルンのカメのタナカ
そして、上司のカバ田さんに仕事を褒められ、さらにテンションが上がるタナカ。このことをモチベーションに、明日からもこの調子で仕事を頑張ろう!と張り切るタナカだったが、そこにはある落とし穴が…
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