エクレアの幸せな食べ方(幸せの重心19話)
石川善樹さんが考える「良く生きるとは何か?」をお伝えするべく始まった連載「幸せの重心」。
このnoteではマンガの先読みと、マンガの中で触れた善樹さんの考えを少し掘り下げ、僕なりに感じたことを書いたりしています。
過去のnote↓
1話「東京の夜空にある奇跡」🐇
2話「”後悔”とうまく付き合う方法」🐢
3話「幸せになる仕事の終え方」🐇
4話「感情に脳をハイジャックされない方法」🐢
5話「日本で1番の県名」🐇
6話「時代に参加するか、歴史に参加するか」🐢
7話「あなたの峠はなんですか?」🐇
8話「お年寄りか、○○○か」🐢
9話「幸せになるカレンダー」🐇
10話「ヨシキウサギの吃音の捉え方」🐢
11話「現代の千利休」🐇
12話「幸せとは?」🐢
13話「地球を名付けた男」🐇
14話「恥を感じる達人」🐢
15話「小さな発見の効果」🐇
16話「悲しみのシミュレーション」🐢
17話「褒めの呪縛」
18話「セミの気持ちになって、セミを食す」
食べ物とリスペクトする
ヨシキさんから、「すごい話を聞いたんです!」と、あるエピソードがメッセンジャーで送られてきた。
それは、ヨシキさんのご友人であるかっきーさんという方と奥さんとの馴れ初めのお話。
お相手は、近所のチョコレート屋の店員さんで、しかも向こうから好きになったとのこと…
「かっきーはいまは画家になってて、こもって絵を描いているんですが、近所のチョコレート屋で週に数回エクレアを買うのが唯一の楽しみなんだとか。
その日も息抜きにルンルンしてお店に向かって「エクレア下さい!」って言ったら、なんと売り切れだったんだとか。ガックシして、肩を落として帰る後ろ姿を見て、その店員さんはかっきーのことが気になったんだって。
翌日も昨日と同じ絵の具だらけの服を着てお店に現れたかっきーを見て、あ!昨日の人だ!って思ったんだって。案の定、エクレアをたのんできたのではい、ありますよ!と伝えた時のかっきーの嬉しそうな顔。すぐに店のイートインコーナーで、かっきーはエクレアを食べ始めるんですが、
なんと!目をつむって一口一口味わうようにエクレアを食べ始めるかっきー。
その様子を見た店員さんは、一気に好きになったみたいで、その後の話は一気に割愛するんだけど笑、半年して結婚に至る
とても素敵で、いい話なのですが、このお話を聞いた僕は、会ったこともないかっきーさんに嫉妬をしていました(笑)
ちくしょう!!俺の人生ではこんなこと全然起きないぞ!!!と。
しかもかっきーさんは、こういう出来事がめっちゃ起こる方らしいんです…
ヨシキさんはこの話を聞いた時に、なんで目を瞑って食べるのか?が気になり聞いてみたそうです。そして聞いてみると
食べ物に対するリスペクトがあるので、僕はいつも目を瞑って食べてます。
という回答が。
ヨシキさんは何よりこの、食べ物をリスペクトするという発想に感動したそうです。目を瞑ることで見えてくる幸せの重心もあるんだなと。
ヨシキさんの話を聞いて、1人だけ嫉妬してる自分がより惨めに思えてきて、落ち込みそうになったところをグッと堪えて、このエピソードをマンガにしてみました
今週の幸せの重心
友人のかっきーさんのすごい話を興奮気味にタナカに伝えるヨシキウサギ。
かっきーさんの羨ましい話を聞いて、明らかに嫉妬するタナカ。
決してかっきーさんのようにはなれないと分かりつつ、タナカは薄い希望をかけてある行動に出るのだった…
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