愛にとって過去とは何か(幸せの重心20話)
石川善樹さんが考える「良く生きるとは何か?」をお伝えするべく始まった連載「幸せの重心」。
このnoteではマンガの先読みと、マンガの中で触れた善樹さんの考えを少し掘り下げ、僕なりに感じたことを書いたりしています。
過去のnote↓
1話「東京の夜空にある奇跡」🐇
2話「”後悔”とうまく付き合う方法」🐢
3話「幸せになる仕事の終え方」🐇
4話「感情に脳をハイジャックされない方法」🐢
5話「日本で1番の県名」🐇
6話「時代に参加するか、歴史に参加するか」🐢
7話「あなたの峠はなんですか?」🐇
8話「お年寄りか、○○○か」🐢
9話「幸せになるカレンダー」🐇
10話「ヨシキウサギの吃音の捉え方」🐢
11話「現代の千利休」🐇
12話「幸せとは?」🐢
13話「地球を名付けた男」🐇
14話「恥を感じる達人」🐢
15話「小さな発見の効果」🐇
16話「悲しみのシミュレーション」🐢
17話「褒めの呪縛」
18話「セミの気持ちになって、セミを食す」
19話「エクレアの幸せな食べ方」
恋人の過去を知る
彼氏が過去に、新興宗教にどっぷりハマっていた。
彼女が過去にマルチ商法をやっていました。
もし今付き合っている相手が過去に、世間的に“普通“じゃないと言われることをしていたら、どう思うか?
こちらの記事で、善樹さんが触れていることなのですが。
僕だったら、上で書いたようないわゆる“普通“じゃない過去を知ったら、動揺してしまう気がする。
好きな人とか彼女の過去の悪い噂や、昔書いたmixiの日記(笑)とかでさえ、自分にとって“普通”じゃないことを発見すると、些細なことでも「この人ってこういう人なのか…ってことは、こういうことするのかな…」と妄想を膨らませてしまう。
ヨシキさんは「愛にとって過去とは何か?」という問いに対して、このように考えています。
世間的には「普通ではない過去」を知ったとときに、どうして愛が揺らぐのか考えてみると、今にフォーカスしてたはずなのに、過去を知ることによって、人は未来を見ちゃうと思うんだよね。
・・・・・たしかに、過去を知ると頭の中で勝手にストーリーを作り上げて、現在につなげて、さらに未来につなげてしまう気がする。
続けてこうもおっしゃている。
人間の脳は今日できることは過大評価し、1年後とか10年できることは過小評価する。
だから過去を知ると、今をすっ飛ばして、未来が見えてしまう。つまり「愛にとって過去とは何か」は、今よりも未来に思考が飛ぶってことなんじゃない?
ストーリーを作る時に大体バッドエンドを想定するのもめっちゃわかる!!
現在の相手の言動も、過去の情報を知る前と知った後では全く違うものに見える。
これって人間の防衛本能とかなのかな…危険なパターンを覚えて、そのパターンに当てはまるものを察知して、危険を回避しようとするみたいな(笑)
自分にとって都合の悪い過去の情報から、典型的な悪いパターンを想像して、ストーリーを作り、未来を警戒して、相手の“今“を見なくなってしまう。
たしかに統計的に〇〇な人は〇〇だ!みたいな見方もあるし、それが当たることもあるとは思うけど、人は常に変化していくものだと考えると、少し過去に左右されずに相手を見ることができるかもしれない…
今週の幸せの重心
彼女のカメ美ちゃんに見送られ、出勤するタナカ。
カメ美ちゃんにデレデレのタナカだったが、会社の先輩からカメ美の過去に関して、よからぬ噂を耳にする…
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