卑屈には価値がある(幸せの重心26話)
「幸せとは喜怒哀楽の調和である」というコンセプトで連載をしているマンガ「幸せの重心」(石川善樹さんのtwitterアカウントで連載中)
このnoteではマンガの先読みと、マンガの中で触れた善樹さんの考えを少し掘り下げ、僕なりに感じたことを書いたりしています。
過去のnote
0話「幸せとは喜怒哀楽の調和である」🐢
1話「東京の夜空にある奇跡」🐇
2話「”後悔”とうまく付き合う方法」🐢
3話「幸せになる仕事の終え方」🐇
4話「感情に脳をハイジャックされない方法」🐢
5話「日本で1番の県名」🐇
6話「時代に参加するか、歴史に参加するか」🐢
7話「あなたの峠はなんですか?」🐇
8話「お年寄りか、○○○か」🐢
9話「幸せになるカレンダー」🐇
10話「ヨシキウサギの吃音の捉え方」🐢
11話「現代の千利休」🐇
12話「幸せとは?」🐢
13話「地球を名付けた男」🐇
14話「恥を感じる達人」🐢
15話「小さな発見の効果」🐇
16話「悲しみのシミュレーション」🐢
17話「褒めの呪縛」🐇
18話「セミの気持ちになって、セミを食す」🐢
19話「エクレアの幸せな食べ方」🐇
20話「愛にとって過去とは何か?」🐢
21話「正しいとムカつく?」🐇
22話「現実逃避、するなら全力で」🐢
23話「カメって本当にトロいの?」🐇
24話「土砂降りの温泉旅行」🐢
25話「見逃していた会議の楽しさ」🐇
卑屈な思考は使いどころ
先日ストレングスファインダーの診断結果をもとに、コーチングを受けた。
(ストレングスファインダーというのは、人の強みを診断するツール↓)
コーチングの結果僕の特徴として
・困りごとを放っておかず、困りごとの解決から優先的に行動を起こしていく。
・今どこに問題があるのか、ここからどんな問題が想定できるかを考える。
・一人一人が持つ感情、特に、困ったり落ち込んだりしている人の気持ちをキャッチする力に優れている。
・常に身近にある誰かの困りごとに目を向ける。
といった感じだった。基本、物事のマイナス面への興味が半端ない(笑)
思い返すと、人の困りごとを聞くのは昔から好きだし、昔から物事の悪いところばかりに目がいってしまう
この結果を見て、思い出したのがヨシキさんから言われた一言
これは、僕の卑屈な部分や、ネガティブ感情の扱いについて会話していた時にヨシキさんに言ってもらった言ってもらったひとことなのだが、このひとことで、視界が一気にひらけたような感覚になった。
というのも、ネガティブであること(卑屈)と、不幸せであることはイコールではない。ということがとても救いになったから。さらに、卑屈であることが価値であるという、今までは考えもしなかった視点だったから。
幸せの重心では「しあわせとは喜怒哀楽の調和である」という、価値観を伝えようとしている。ネガティブもポジティブも、どの感情も幸せな人生には必要なものだと。
ストレングスファインダーでもあるように、物事のマイナス面を見てしまうのは、おそらく僕の性質上自然なことで、そこを変えることは難しい。
しかし、ネガティブにはネガティブの役割があり、リスクに対するセンサーが人より多かったり、人の困りごとや悩みに目を向けられたりする。
そして、映画やマンガ、小説などのあらゆる物語が、主人公の葛藤や悲しみ・苦しみなどのマイナスの感情と、喜び・信頼などのプラスの感情が混ざり合うことで初めて成り立つように、人生にもネガティブ感情は不可欠なものであり、卑屈には価値がある。もっというと、感じちゃいけない感情はなく、全ての感情には、価値がある。
今週の幸せの重心
「卑屈の効用」
親戚の男の子の悩みがわからず、タナカカメに相談するヨシキウサギ。いつもは悩んでばかりのタナカだったが、今日は一味違うようだ・・・
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