欲望の優先順位を決める(幸せの重心25話)
「幸せとは喜怒哀楽の調和である」というコンセプトで連載をしているマンガ「幸せの重心」(石川善樹さんのtwitterアカウントで連載中)
このnoteではマンガの先読みと、マンガの中で触れた善樹さんの考えを少し掘り下げ、僕なりに感じたことを書いたりしています。
過去のnote
1話「東京の夜空にある奇跡」🐇
2話「”後悔”とうまく付き合う方法」🐢
3話「幸せになる仕事の終え方」🐇
4話「感情に脳をハイジャックされない方法」🐢
5話「日本で1番の県名」🐇
6話「時代に参加するか、歴史に参加するか」🐢
7話「あなたの峠はなんですか?」🐇
8話「お年寄りか、○○○か」🐢
9話「幸せになるカレンダー」🐇
10話「ヨシキウサギの吃音の捉え方」🐢
11話「現代の千利休」🐇
12話「幸せとは?」🐢
13話「地球を名付けた男」🐇
14話「恥を感じる達人」🐢
15話「小さな発見の効果」🐇
16話「悲しみのシミュレーション」🐢
17話「褒めの呪縛」🐇
18話「セミの気持ちになって、セミを食す」🐢
19話「エクレアの幸せな食べ方」🐇
20話「愛にとって過去とは何か?」🐢
21話「正しいとムカつく?」🐇
22話「現実逃避、するなら全力で」🐢
23話「カメって本当にトロいの?」🐇
24話「土砂降りの温泉旅行」🐢
欲望を選択すると自由になれる
ヨシキさんがお話ししていた印象的な話があります。
ヨシキさんがある朝、仕事に向かうため家を出ようとしたら、
「パパ遊ぼー!」と言ってお子さんが家を出させてくれない。ドアの前で「工事中ー!」と言いながら家を出させてくれない。
ヨシキさんは時間通りに仕事相手との待ち合わせ場所に着かないといけないから、イラっとした。その時ヨシキさんは、ハッと、
息子が、自分の欲望の犠牲になっていると思ったそう。
どういうことかというと・・・
自分は「子供と遊びたい欲望」と「社会的地位のためにスケジュールを守りたい欲望」を天秤にかけて、社会的地位を作る欲望を優先させているだけだなと。
そこで、子供と遊びたいという欲望を優先させて、もう、朝仕事を入れなきゃいいんだ!
という発想になったそう。
ヨシキさんにとっては、子供と遊ぶという方が大事で、その欲望を優先させるという判断に至ったんですね。
つまり、自分の欲望を天秤にかけて選択する。
自分がどの欲望を大切にしているか考え、自分で選んでいく。
例えば、僕の場合は打ち合わせの時とか
「編集者さんに褒められたい!という欲望」と「一緒にいいものを作りたい!という欲望」があったりする。
僕の場合は、作品の打ち合わせは、承認を満たすよりも、一緒にいいものを作りたい!と考えてる方が健全だと思っている。承認を求めて打ち合わせをすると、承認されないじゃないか..とビクビク不安になるし。
だから、後者の欲求を満たす場として打ち合わせに望む。それでも、承認欲求がチラホラ顔を出すが(笑)
どんな欲望を優先させてもいい。自分の欲望に優先順位をつけて、その人が自ら選択しているという感覚が重要なのだと思う。
今週の幸せの重心
「見逃していた会議の楽しさ」
上司の評価で頭がいっぱいのタナカは、ヨシキウサギの回答に半信半疑。
しかし、ヨシキウサギの行動を見ると、どうやら本当に“発見“を楽しんでいるようだ・・・
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